浴衣はどこで売ってる?買うべき?
浴衣は着る機会や期間が限られていて、毎年必ず買う方はかなり少ないと思います。そのため初めて浴衣を買う、何年も買っていないという方はどこに買いに行くのがいいのかわからない方は多いのではないでしょうか?
浴衣が売っている場所、それぞれの特徴をご紹介いたします。
1.百貨店
百貨店では着物を常に販売しているところが多いです。そのような百貨店では夏が近づくと浴衣を販売していますし、一番売れる7月には催事場でも販売します。
価格帯は安いものでも1万円前後で、ブランド物になれば浴衣だけで3万円~5万円と高価格です。浴衣に加え帯や下駄なども一緒に買うと高価な買い物になります。商品のクオリティは高いですが、セットで1万円~2万円に抑えたいという方には不向きだと思います。
2.着物専門店
ショッピングモールなどの商業施設に店舗を構えている着物専門店でも浴衣を販売しています。百貨店と同じような高価格なブランド物も扱っていますが、5千円~1万円前後の浴衣も取り扱っていて、髪飾りなどの小物の品揃えも充実しています。反物から仕立てる浴衣も購入できます。
5千円~1万円前後の浴衣は百貨店よりも取り扱っていますが、トレンド感あるデザインのものは少なく、メーカーが持っている在庫を安く仕入れた浴衣が多いという印象です。また近年は減ってるようですが、店員さんの接客が丁寧過ぎて一度入店するとなかなか店から出られないということもあるようです。気軽に浴衣を見て購入するか決めたいという方には不向きだと思います。
3.大型量販店(GMS)
大型量販店(GMS)も浴衣を販売しています。その中でも代表的なところが「イオン」です。浴衣の販売シーズンになると衣料品売場の一角に浴衣の売場を作って種類も豊富です。大人から子供まで取り扱っています。浴衣+帯の2点セットや下駄を加えた3点セットなどのセット商品も多く、髪飾りやかご巾着などの小物の品揃えも充実しているので、浴衣初心者の方にはおすすめです。
価格帯は5千円~1万5千円ですが、コスパは次に紹介するファストファッション系と比べると劣ります。これは大型量販店とメーカーとの取引形態によるところが大きいです。業界では「委託」と呼ばれる取引形態です。簡単に言うと売れ残ったものはメーカーに返品するという取引形態です。「委託」の対義語は「買取」で売れ残っても返品されることはありません。「委託」の場合、メーカーとしては返品のリスクを考えると粗利益を「買取」よりも多く取る必要があります。販売店側は仕入れ値を価格に反映することになるため、「委託」で仕入れた商品は「買取」よりも価格が高くなります。
4.ファストファッション
プチプラと呼ばれるアパレルを販売するファストファッション系も浴衣を販売しているところがあります。その中でも代表的なところが「しまむら」です。しまむらでは長年浴衣を取り扱っています。価格は6千円~7千円で帯や着付け小物がセットになっています。上記で紹介した百貨店・着物専門店・大型量販店と比べるとコスパはいいですが品揃えが少ないため、気に入ったデザインが見つからないこともあるようです。この数年は30代のインフルエンサーとコラボした商品が中心のため、その年代の方からは支持されているようです。接客をされることもないのでゆっくり見たい方にはおすすめです。
浴衣を扱う店舗を紹介するWEBサイトは多く、そこでユニクロやGUを紹介しているWEBサイトもありますが、ユニクロとGUでは浴衣は扱っていないと思われます。ユニクロに関しては約10年前に扱っていたみたいですが、それ以降は今に至るまで扱っていないようです。
5.ネット通販
この数年で浴衣のメインの市場は実店舗からネット通販に移っているのという印象です。冒頭で述べましたが、浴衣は販売している期間が他の衣料品と比べて短いため、どこに売っているか知らない方が多く、調べて買いに行っても気に入る物があるかわかりません。ゆっくり見たいからあまり接客を受けたくない方もいると思います。そのような方はネット通販はおすすめです。価格帯・品揃え・商品の種類も実店舗とは比べ物になりません。いろんなサイトを気がすむまで探せるメリットがあります。
価格帯・品揃え・商品の種類の豊富さがメリットですが、浴衣に関してはそれがデメリットになり得ることもあります。浴衣を買い慣れていない方の中には、何を基準に選べばいいかわからないこともあると思います。
まとめ
どこで買うかによって品質・価格・デザインは変わってきます。これを読んでいただいて少しでも参考になれば幸いです。